2006年10月20日

 フランス語の動詞活用(3)



 わたしが、フランス語検定3級・4級を同時受験する前に、動詞活用について学習した内容です。


 【第3段階】 10語の6活用を同時に覚える。


(1) 「フランス語の動詞活用」第3段階の目標


 1段階で51語の直接法現在、2段階で49語の過去分詞が、書けるようになったら、次は、いよいよ第3段階です。

 第3段階では、頻度の高い10語の動詞について、直接法現在を含めた、「半過去、単純未来、条件法、接続法、命令法」の6つの活用が、すべて書けるようになるのが目標です。


 Le Chemin(フランスのロックバンド)


(2) なぜ同時に6つの活用を練習するのか?


 直接法現在は、直接法現在だけに特化して練習したのに、どうして、残り5つの活用は、いっぺんに練習するのでしょうか?

 実は、それは、直接法現在だけを、単独で学習した理由と、まったくいっしょです。

 たとえば、直接法現在では、aimer と placer, manger, lever, achter などは、ひとつのグループとして関連付けて理解したほうが、記憶しやすくなります。

 なぜなら、直接法現在の場合は、ある動詞と別の動詞というように、横方向の関連性が強いからです。

 ですから、直接法現在は、直接法現在だけで、単独で学習した方が効率的です。


 Acoustique


 他方で、これから学ぶ残り5つの活用は、むしろ、ひとつの動詞内部における関連性の方が、強くなります。

 たとえば、条件法は、半過去に r をつけるだけですし、接続法の nous と vous は、半過去と共通です。命令法は、直接法現在とつながりがあります。

 このような有機的な関連性は、動詞ごとに、接続法は接続法だけで練習していく、という横方向の学習では、あまりはっきりとは見えてきません。

 むしろ、ひとつの動詞について、6つの活用すべてを同時に見渡しながら練習していく、という縦方向の学習の方が、有機的な関連性は、ずっと把握しやすくなります。

 そいうわけで、わたしは、第3段階においては、個別にではなく、6つの活用を同時に練習することにしたのです。


 La Disparition(試聴可)


(3) なぜ10語しか練習しないのか?


 直接法現在は、51語すべての練習をしてきたのに、なぜ、第3段階では、たった10語しか練習しないのでしょうか?

 実は、わたしも、当初は、残り5つの活用も、直接法現在と同じように、51語すべてについて、練習しなければならないと思い込んでいました。

 しかし、やり始めて、すぐに、そこまでは必要ないことに、気付かされたのです。

 というのも、残り5つの活用は、avoir, être の2語さえ確実に書けるようになれば、あとは、その場で、何とかなるのでは、と思わせるほど、規則性が強かったのです。

 そこで、わたしは、とりあえず、頻度の高い10語だけにしぼって練習をし、もし、それで、足りないようなら、後から、補充しよう、と方針を変えたのです。

 結果としては、これで正解でした。

 直接法現在は、51語すべて練習すべきですが、それ以外は、この10語だけで十分だと、今でも思っています。


 La Biographie de Luka Philipsen


(4) 頻度の高い10語の動詞とは?


 第3段階で覚える「頻度の高い動詞」とは、「暗記本位」の表見返しで、「頻度の高い動詞10選」として紹介されている、10語の動詞です。

 具体的には、avoir, être, aimer, finir, faire, aller, venir, prendre, pouvoir, vouloir の10語です。


 L' Air de Rien


(5) 「フランス語の動詞活用」暗記ドリル3


 そこで、わたしは、これまでと同様、エクセルを使って、「暗記本位」に合わせて、「暗記ドリル3」を作成しました。


 「フランス語動詞活用」暗記ドリル3


 この「暗記ドリル3」は、B5で4枚分の分量です。

 「暗記本位」の表見返しの「頻度の高い動詞10選」に合わせて作ってあるので、丸つけが楽に行えます。

 もし、お使いになる場合は、印刷する前に、用紙サイズを、B5に設定し直してから、お使いください。


 Le Jour du Poisson


(6)「フランス語の動詞活用」暗記ドリル3の使い方


 暗記ドリル3の使い方は、1つの動詞につき、6活用をぜんぶ自力で仕上げてから、「暗記本位」の該当箇所を見ながら、答え合わせをします。

 まちがえた場合は、余白に、赤で正しいつづりを書き込みます。

 ここで大切なのは、6活用を一度に仕上げる、ということです。

 なぜなら、それぞれの活用間の関連性を把握するために、同時に6活用を練習しているのですから、途中でやめてしまっては、せっかくの効果が半減してしまうからです。

 「暗記ドリル3」の5枚目には、白紙版のドリルをつけていますので、ある程度、学習が進んだら、必要な動詞だけにしぼって練習することも可能です。


 Les Petites Notes 


(7) 10語6活用を覚えるのにかかる期間


 わたしは、正直なことを申し上げると、実は、「暗記ドリル3」は、途中で挫折したまま、まだ1度も、完成させたことがありません。

 というのも、当時、「暗記ドリル1」に1週間から10日、「暗記ドリル2」に1日と、ここまで、ひた走りに走ってきましたので、「暗記ドリル3」に入ったころには、もう単純作業に、ほとほとうんざりしていたのです。

 そのため、「暗記ドリル3」は、1日だけ、avoir, être, aimer の3語を練習したくらいで、あとは、もう大丈夫、と自己判断を下して、やめてしまったのです。

 そして、動詞活用を一気に仕上げるべく、それまで中断していた「新リュミエール」の練習問題や、「暗記本位」に収録されている級別の練習問題、あるいは、「活用虎の穴」などの、実戦に戻っていってしまったのです。

 その後も、何回かチャレンジしましたが、結局、「暗記ドリル3」を通しで最後まで仕上げるには至りませんでした。

 言い訳をすると、規則性が強すぎるため、あまりに機械的な作業になってしまい、すぐにおもしろくなくなってしまうのです。

 1語か2語やると、もういいや、はやく問題が解きたい、という気分になってしまうのです。

 というわけで、わたしが「暗記ドリル3」に費やした期間は、正味1〜2日ではなかったかと思います。


 ケルカン・マ・ディ(フランス人スーパーモデル)


参考記事

 フランス語の動詞活用(1)
 フランス語の動詞活用(2)


ダウンロード)用紙サイズをB5に設定

 「フランス語の動詞活用」暗記ドリル3


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