さて、例文を暗記するとして、素材として何を使うべきか、の検討に入りました。そこで、量が多すぎず少なすぎず適量で、CD音声が付いており、必要な文法・構文が網羅されている、という条件で探してみると、さっそく3つほど候補が見つかりました。
(2) 「これは似ている!英仏基本構文100+95」
この本で収録されている例文の第一の特徴は、基本的な文法事項の習得を意図している「ケータイ<万能>フランス語文法問題集」と異なり、構文の習得が中心になっているという点です。
目次を見ても、基本6文型、基本時制、否定構文、比較構文、条件・仮定構文、譲歩構文、目的構文、結果・様態構文など、文法ではなく構文の観点から分類されています。
さらに、第二の特徴は、英語とフランス語の構文を比較対照することで、理解の促進を図っている点です。
この点は、同じ久松先生の書かれた「ケータイ<万能>フランス語文法」でも各章の始めに同様のページがあり重宝しましたが(詳細はこちら)、本書では英仏の比較が前面に押し出されています。
単にフランス語の例文を覚えるよりは、英語と比較しながら覚えたほうが、フランス語の理解が容易になるだけでなく、英語の理解にも役に立ちます。
わたしも、「ケータイ<万能>フランス語文法問題集」の巻末に収録されている「20の必須文法・語法を確認するための仏作文」が易しすぎるということから、本書に乗り換えようということで購入しました。
しかし、残念なことに、CDの使い勝手が非常にわるいのです。
日本語→英語→フランス語の順で録音されているのですが、ポーズを設けずに次々に読み進められてしまうために、暗記しづらいのです。
もちろんMP3プレーヤー「リオ」に落とす際に、日本語、英語、フランス語に分けて録音するという操作をすればよいだけなのですが、290ある例文をすべて、小分けに録音し直すのは、気の重い作業です。
さらに、覚えた後の効果の大きさは十分に予想できるのですが、なにぶん290の例文にくじけがちです。290もの何の面白みもない例文を覚えるというのは、根気のいる作業です。
おそらく、根気さえあれば「文法・構文の核を作る」という目的を達成するために、これほど最適な例文集はなかなか見当たらないのでしょう。
しかし、どうもわたしは、最後まで覚えきる自信が持てず、なかなか暗記に着手できないまま日にちばかりが経ち、そうこうするうちに仏検3級の受験の日を迎えてしまいました。