2005年05月10日

「仏検準1級・2級必須単語集」を暗記する手順



 例文を暗記しようと思い立ったはいいが、さて何を暗記しようという段になって、やれ「フランス頭の基本をつくる文法問題集」がいいだの、やれ「英仏基本構文100+95」がいいだのと、あれこれ試行錯誤しましたが、ようやく「仏検準1級・2級必須単語集」に落ち着くことになりました。

仏検 準1級・2級必須単語集


 例文をひとつ暗記するまでの過程を、細かく見てみると、10の手順を踏んでいることが分かります。


 @ 何も見ずに、音声だけをスロー・スピードで聴いて、内容を想像する。


 リスニングの訓練です。

 添付CDをMP3プレーヤー「リオ」に落とし、何も見ない状態でくり返し聴きます。

 わたしは、スロー・スピードの方だけを録音しています。

 暗記を始めたばかりのころは、知っている単語をいくつか拾えるだけでもうれしかったのに、学習が進んでくると、フレーズが聴き取れるようになり、次第に、1文がまるまる聴き取れることが多くなり、ついには、テキストをまったく見ていないのに、本文の内容がだいたい想像できるくらに聴き取れることもあったりして、あまりの自分の成長ぶりに感動を覚えるようになります。


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 A テキストの仏文だけを見て、内容を想像する。


 知らない単語が並ぶ文章を、自分の力だけでどれだけ読み取れるか、推理力の訓練です。

 知っていてもリエゾンなどで聴き取れなかった単語や、つづりを見ると意味が類推できる単語もあるので、耳だけで想像する@の段階よりは、ぐっと内容の理解度が高くなります。

 それでも、やはり未知の単語・語法が多いような場合には、題意がとれないこともあります。


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 B 本文を2部コピーする。


 覚えやすいようにするための、事務的な作業です。

 1部は持ち歩き用に、1部は目に付くところに貼り付ける。いずれも、日本語訳や単語解説の部分はハサミで切り取り、本文だけを残します。

 自宅にコピー機がないと、少々面倒かも知れませんね。わたしは、FUJI XEROXの「WORK CENTRE60」という3万円くらいの安い家庭用小型コピー専用機を使っていますが、語学学習に限らず、たいへん重宝しています。最近は、複合機でもっと安くて便利なのが出ているようですね。

 小さく持ち運びに便利なMP3プレーヤー「リオ」とコピー機、それから電子辞書は、わたしの語学学習にはなくてはならないツールです。


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 C 知らない単語・語法を電子辞書で調べて、自分なりに例文を読み解く


 ようやく机に向かっての作業です。読解力の訓練をします。

 正味10分程度の作業ですが、辞書を引くという、学習らしい学習になるのは、このときが最後で、あとはもっぱら、歩きながら、お風呂に入りながら、布団に入りながらの、細切れ時間を利用しての、暗記が主眼になります。

 わたしの使っている電子辞書(SR-T5020)には、「プチ・ロワイヤル仏和辞典」と「コリンズ英仏辞典」が入っていますが、意味を調べる際は、「プチ・ロワイヤル」よりも「コリンズ英仏辞典」を利用することが多いです。

 「プチ・ロワイヤル」の長々とした語法の説明を読むことはめったになく、「コリンズ英仏辞典」で対応する英単語をぽんと調べ、それをBでコピーした持ち歩く方の余白にメモをするだけで済ましてしまうことがほとんです。

 「プチ・ロワイヤル」を使うのは、熟語表現や、語法を調べるときに限られます。


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 D テキストの単語・語句解説や、日本語訳を読んで、答えあわせをする。


  自力で読み解いた内容を確認する作業です。

 先ほどのCの段階で解決している場合がほとんどですが、たまに文意がとれなかったり、いまひとつはっきりしない部分がある場合は、日本語訳や語句解説を読んで納得します。

 ごくたまに、この段階でもまだ疑問が残ることがあります。しかし、疑問は頭の中に飼っておいて、学習が進んでから理解すればいい、と考え、深追いはせず、そのまま暗記に進むことにしています。

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 E 文章を理解したうえで、またスロー・スピードでくり返し聴く。


 再び、リスニングの訓練です。

 単語も語法も理解したうえでもう一度、聴き取りをします。こんどは、@段階のような、粗いリスニングではなく、リエゾン、ポーズを置く場所、イントネーションなど細部まで100%聴き取ろうとする、かなり遜中したリスニングになります。


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 F 音読をする。

 読み取り、聴き取りが済んだら、いよいよ暗記の下準備に入ります。

 口になじませることを主眼に、B段階で作ったコピーを見ながら、Eで聴いた発音を正確に多似るようにして、ゆっくりと声に出して丁寧に読み上げます。

 わたしは、1度にくり返し音読をすることはせず、1度に1回の音読しかしないようにしています。なんども音読しようという頭があると、1回1回の音読がおろそかになってしまうからです。

 ここで、大事なのは、この段階で暗記しようと力まないことです。いきなり暗記しようとすると、負担が重いため、モティベーションを長期にわたって維持することが難しくなります。

 あくまもこの段階での主眼は、口になじませることです。


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 G シャドウィングをする。


 暗記の下準備の最終段階です。

 音読をくり返していると、3日目くらいから、だいぶ口になじんできたことを実感するようになり、音読もスムーズになります。

 そうなってきたら、コピーを見ながらの音読は音読として続けながら、こんどは、コピーではなく、音声を頼りにシャドウィングも並行して進めます。

 シャドウィングがスムーズにできるようになると、ほぼ暗記はすんだも同然です。


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 H 何も見ないで言う訓練をする。


 ここで初めて暗記の作業に入ります。

 ここまでの過程を経ているうちに、かなり自分の中に例文が入っているのを実感できます。ここで、あと一押しするために、ようやく何も見ないで言う訓練をします。

 ただ、いきなり覚えようとせずに、段階を踏んで来ているので、暗記することに対する抵抗感は、限りなくゼロです。ちらちらコピーに目を落としながら、暗記を繰り返すと、だいたい5分もかからずに暗記できます。


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 I 何も見ないで、スムーズに言えるようになるまで、暗誦を繰り返す。


 暗記を定着させる作業です。

 これからは、数が勝負です。何回、口に出せたかで、その定着度が決まります。Hの暗記が出来た段階でやめてしまうと、ほとんど定着せず、1ヶ月もするとFの段階に後戻りです。

 ただ、どんなに定着させたものも、数ヶ月も経つと、そのほとんどがFの段階にもどっていますが、定着度が高いものほど、Fからあげることが容易です。

 そして、うれしいことに、どんなに忘れてもFより前の段階にもどることがない、つまり、単語、語法、発音を忘れることはない、というのが、例文暗記の最大の魅力だとわたしは感じています。




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