先日、久しぶりに書棚から「新リュミエール」をひっぱり出してきました。
「フランス語名詞化辞典
Ces observations menèrent Galilée à conclure que la Terre tourne autour du Soleil.
こうした観察がガリレオを地球が太陽のまわりを回っているという結論へと導いた。
わたしは、この menèrent を見て、おそらく単純過去だろうとは思うけれど、自信がなかったので、ちょっと調べてみようと思ったのです。
なにしろ、単純過去は、仏検では出題されません。
ですから、わたしは、未だに、フランス語の単純過去の活用は、あまり得意ではないのです。
とはいえ、単純過去も、仏検を一歩はなれ、フランス語の本を読めば、6歳〜8際向けの児童書であっても、1ページ目から、ばんばん出てきます。
ですから、仏検には出題されない単純過去といえども、避けて通るわけにはいかないのです。
ただし、わたしが読んできたフランス語の児童書に関する限り、出てくる単純過去のほとんどは、三人称単数でしたので、いつのまにか、単純過去も、三人称単数だけは、見てそれと分かるようになっていました。
しかし、今回の例文のように、それ以外の人称の単純過去になると、とたんに怪しくなってしまうのです。
ところで、わたしは、ふだんのちょっとした調べものは、たいてい「ケータイ」で済ませてしまいます。
「ケータイ」は、「新リュミエール」とともに、初期のわたしのフランス語学習を支えてくれた、古くからの戦友です。
「ケータイ」は、情報検索性に非常に優れた文法書なので、「フランス語名詞化辞典
思えば、2004年2月にフランス語の独学を始めて以来、この3年4ヶ月の長きにわたり、「ケータイ」ほど頻繁に使用してきた参考書はないように思います。
今では、黄色い表紙も、ぼろぼろです。
しかし、今回、単純過去の活用を調べるにあたり、わたしが、いつもの「ケータイ」ではなく、「新リュミエール」を引っ張り出してきたのには、理由があります。
それは、仏検に出題されない単純過去については、なぜか「ケータイ」より「新リュミエール」で学習した記憶が強く残っていたからです。
きっと、仏検3級受験前の当時、条件法、接続法だけでも、息が切れ切れだったわたしの目には、「新リュミエール」の最終章に立ちはだかる単純過去の存在は、ゲームの最後に出てくる、とんでもなく強いボスキャラのように思えたからでしょう。
「新リュミエール」の15章を開き、3年前の自分の書き込みを見るにつけ、ひと時のあいだ、そんな感傷にひたったのでした。
ところで、勉強の途中で、フランス語の動詞活用を調べたいと思った時、わたしは、これまで、ずいぶん長いこと、「暗記本位」いっぽんで済ませていました。
なぜなら、3年前、フランス語の動詞活用は、「暗記本位」を中心に覚えたので、いまでも、どこに何が書いてあるか、だいたい見当がつく「暗記本位」は、どんな参考書よりも、使いやすかったからです。
しかし、さすがに、仏検5級から3級レベルの単語しか載っていない「暗記本位」では足りなくなってきたので、最近は、なるべく「Bescherelle
「Bescherelle
全編フランス語で書かれているので、わたしも、当初は、非常にとっつきにくく感じましたが、慣れてくると、どう考えても、こちらの方が圧倒的に情報量が多いですし、一覧性にも優れています。
というより、いいかげん「暗記本位」からは卒業しないといけません。
いつまでも、クマのぬいぐるみを手放せない大人でいるわけにはいかないのです。
それにしても、だいぶフランス語の動詞活用にも慣れてきたとはいえ、「フランス語名詞化辞典
こんな状態では、とても会話で用いることはできません。
仏検2級の2次試験のまっ最中に、先方が、「きのうは何をしていましたか?」、「今日はこの後、何をしますか?」など、わたしに過去形や未来形を使わせようとする質問を連発するのに対して、額に汗をにじませながら、頭の中で必死に活用を組み立てた、あのアテネ・フランセでの悪夢の一日がよみがってくるようです。
こんなわたしにも、いつか、フランス語の動詞活用が、日本語の動詞活用のように、何の意識もせずに、すらすら口をついて出てくるような日が、ちゃんと訪れるのでしょうか?
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