2007年09月09日

 フランス語ニュースが読めるようになった日



 フランス語の勉強をしていて、何よりうれしいのは、自分の上達ぶりを実感する瞬間ではないでしょうか?

 今まで高嶺の花だった級の問題が、急に身近に感じられたり、今まで何度も挫折していたフランス語の本が、急に最後まで読めるようになっていたり。

 わたしは、これまでの独学の過程で、そういった成長の喜びを、何度も味わってきました。

 もちろん、それと同じ数だけ、挫折感や徒労感も、味わってはきましたが。



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 それはさておき、おもしろいのは、わたしが自分のフランス語の上達ぶりに気がつくのは、いつも共通して、ある日突然だ、という点です。

 2級受験後のある日ふと、それまで歯が立たなかったフランス語のグレイディッド・リーダーを手にとってみると、最後まで読めてしまった時も、そうでした。(

 あるいは、パリに旅行した際、現地で購入したものの、読めずに何年も段ボール箱にしまっておいた児童書が、ある晩ふと、引っ張りだしてみると、読めるようになっていた時も、そうでした。(

 さて、実は、これと同じ現象が、ほんの数日前にも、起きたのです。



 絵で覚える フランス語



 それは、1ヶ月にわたる学習の空白期間を終えて、フランス語の学習を再開したばかりの、9月の第1週のことでした。

 11月の仏検準1級まで残り2ヶ月半を切った状況で、わたしは、仏検カレンダーを前に、学習計画を練り直していました。

 とくに、聞きとり対策の一環として、多聴する材料を、これまで通りRFIにするか、それとも英語のリスニングで慣れ親しんだNHKにするか、迷っていました。

 そこで、パソコンを開き、ためしにNHKのフランス語ニュースを聞いてみることにしたのです。

 NHKのフランス語ニュースを聞くのは、実に、数ヶ月ぶりのことでした。



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 聞いてみると、前よりは多少ましになったとはいえ、聞き取れる程度は、以前と大差ない、というのが、正直な感想でした。

 やはり、NHKフランス語ニュースも、RFI同様、スクリプトなしでは、まだ手も足もでない状態でした。

 とはいえ、いちおうレベルを確認するためにも、スクリプトだけはちゃんと読んでおこうと、いま聞いたばかりのニュース原稿を読むことにしたのです。

 すると、どうでしょう。

 数ヶ月前とは、比べ物にならないくらい、すんなり読めてしまうではないですか。

 何より、知らない単語の数が、目に見えて少なくなっていることに驚かされました。

 ネットでフランス語を読むときに欠かせないポップアップ辞書をクリックする機会も、格段に減っています。



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 わたしは、もしかしたら、いま読んでいる記事が、たまたま分かり易いだけだったのかも知れないと疑念を抱き、次の記事も試してみることにしました。

 すると、やはり、同じような感覚で読めてしまうのです。

 その次も、その次も・・・。

 わたしは調子にのって、8つの記事をすべて読んでしまいました。

 そこで、ようやく、自分がフランス語ニュースが、かなり読めるようになっている、という事実を、認めないわけにはいかなくなったのです。

 下の写真は、その時の画面です。画面右は、ポップアップ辞書です。



 NHKフランス語ニュース画面とポップアップ辞書



 とはいえ、NHKフランス語ニュースのスクリプトは、1つの記事が、だいたい4〜6パラグラフ程度の、非常に簡潔なものばかりです。

 ニュース記事の中でも、最も読みやすい部類のひとつに入るでしょう。
 
 そもそも、ニュース記事じたいが、児童書や小説に比べると、構文は非常にシンプルですし、使われている単語も標準的なので、読みやすくなっています。

 それに、読めるといっても、依然としてスピードは遅く、たどり読みに近い状態です。

 英語でニュースを読んだ場合のスピードを10としたら、フランス語の場合は、せいぜい2か3です。

 ですから、そんなに大騒ぎするほどのことではないのかも知れません。

 しかし、3年7ヶ月前、「新リュミエール」でフランス語の文法をゼロから勉強していたときには、遠い雲の上の存在であったフランス語ニュースが、いま、こうして読めるようになっている。

 この事実だけで、わたしは、やったぞー、と叫んで回りたいほど、うれしいのです。



フラ語デート会話、恋ってどんなものかしら?



 それにしても、33歳から始めたにしては、予想以上に早く、時事フランス語の入り口までたどり着くことができたな、と思います。

 英語のような猛勉強をしたわけでもないのに、なぜだろう、と不思議でなりません。 

 フランス語は、まるで階段を3段抜かしで駆け上っているような感覚がします。

 最近では、フランス語が今の英語くらいに、ニュースや本が読めるようになる日も、そう遠くないのではないか、という気すらしています。

 なぜなら、わたしの英語は、30歳から学習を再開し、33歳でフランス語に出会うまでの3年間で、大まかに言うと、次のような進歩の過程をたどったからです。



 スピードラーニング トライリンガルシリーズ / フランス語・英語



(1)語彙力を増強したら、新聞、洋書がそこそこ読めるようになった。
(2)新聞、洋書がそこそこ読めるようになったら、読む量が激増した。
(3)読む量が増えたら、読むスピードが上昇した。
(4)読むスピードが上昇したら、(1)(2)の段階では、ほとんど聞き取れなかったNHK英語ニュースが、いつのまにか、ほぼ聞き取れるようになっていた。



 フランス語で歌う日本のうた
シャン・ドゥ・ジャポン~フランス語で歌う日本のうた




 以上が、30歳から33歳までの英語学習の流れです。
 
 そして、(1)〜(4)の進歩の過程は、学生時代の遠い思い出話などではなく、ごく最近の出来事なので、非常にリアルに、わたしの中に、感覚として残っています。

 その感覚に従うと、現在のわたしのフランス語は、(1)の入り口付近にまで近づいている、と思えるのです。

 ですから、フランス語も、今の英語くらいに、ニュースや本が読めるようになる日も、そう遠くないのではないか、というわたしの先ほどの感想も、まんざら根拠がないわけではないのです。

 そうは言っても、そもそも基準としている英語じたいが、そうたいしたレベルにあるわけではないのが、痛いところです。


 フレンチ・ファイン-TVヒッツ・アンド・フレンチ・ポップ・ミュージック



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