まだフランス語を覚えたての、ほやほやのころ、フランス語の歌をなにか覚えたい、と思ったことがありました。
フランスの歌といったら、まずは「オー・シャンゼリゼ」だろうと、近くのレンタルショップに足を運び、さっそくダニエル・ヴィダルのCDを借りてきました。
帰ってから、意気揚々とCDをかけると、なじみのあるメロディーが流れてきて、すっかりうれしくなりました。
ところが、さて、いよいよフランス語の歌詞を覚えようと、電子辞書を手元に、歌詞カードを開いてみると、単語の意味こそ調べればすぐに分かるのですが、なにぶん、まだ文法の学習もろくに進んでいない、ほやほやの初心者でしたから、分からない箇所が、続出するのです。
なにせ、「オー・シャンゼリゼ」の「オー」は掛け声ではなく、前置詞の Aux だったのかと驚いたり、「シャンゼリゼ」も Champs と Elysees がリエゾンしていたのか、など、ささやかな発見に、いちいち喜んでいたくらいですから。
でも、N'importe qui ce fut toi なんて、今でもよく分かりません。
仕方がないので、文法的に理解することはあきらめて、コピーした歌詞カードに発音記号だけを転記して、「リオ」に入れた「オー・シャンゼリゼ」をあきるほど聴き込むことにしました。
しかし、文法的に意味が分からない文は、どうしても頭に入りにくいらしく、しかも、くり返し聴きすぎたせいで、すぐに聴きあきてしまい、結局、いまでもサビの部分くらいしか頭に残っていません。
それでも、Il y a tout ce que vous voulez aux Champs-Elysees は、響きがとてもフランス語っぽくて、今でも好きで、よく口ずさみます。
なお、オーシャンゼリゼは、「シャンソンで覚えるフランス語〈3〉
Aux Champs-Elysees, aux Champs-Elysees Au soleil, sous la pluie A midi ou a minuit Il y a tout ce que vous voulez Aux Champs-Elysees