2007年11月11日

 フランス語検定試験7日前
 過去問を解く



 フランス語検定試験を1週間後に控えた日曜の朝、力試しに過去問にチャレンジしてみました。

 題材とした過去問は、2006年度のフランス語検定準1級の問題です。

 わたしは、去年、仏検2級と同時に準1級を受験していましたから、そのときの現物が手元にあるのです。

 いちど解いた問題とはいえ、すでに十分時間が経っているので、内容は忘れているでしょうから、おそらく支障はないでしょう。

 また、1年前に解いたときの感覚と比較することで、どれくらい力が付いたかを測定することも出来るでしょう。

 そういうわけで、部屋の窓から曇り空が広がる日曜の朝、わたしは、書棚から、ところどころ当時の書き込みが残っている問題冊子をひっぱり出し、机の上にフランス語学習ノートを広げると、脇に入れたてのコーヒーを置いたまま、さっそく過去問演習に取り掛かりました。



 パリでひとりごはん とっておきのおいしいお店72軒



 さて、解き終えた結論からいうと、点数的には、1年前の得点とほとんど変わらない結果でした。

 1年前は、とくに聞きとりの問題で、まぐれ当たりが連発したことを考慮すると、もしかしたら、今回は、合計では1年前の得点に届かないのではないか、という心配すら出てきました。

 たしかに、今回、解き直してみて、主観的には、かなり読みやすくなっているという感触はあるのです。

 しかし、いかんせん、それが得点には、うまく反映されないのです。

 きっと、1年前には理解度が40%だったものが、現在、80%くらいまで上がってきていることは確かなのでしょう。

 しかし、まだ、得点に結びつくだけの90%以上の理解度までには到達できていない、というのが現状のようです。

 これが、1年前より読めるようにはなっているけれど、点数はさほど伸びていない、という主観と客観のずれが生じる主因ではないかと、自分では解釈しています。

 今回、過去問を解いてみて、得点を上げるというのはつくづく難しいことだ、と痛感しました。

 以下で、問題ごとに内容を検討していきます。



 フランス女性は太らない



 まずは、いちばん取り組みやすい6番の内容一致問題から解き始めました。

 パリの動物園を再生するという話です。

 所要時間は13分ほどで、得点は16点中14点でした。

 1年前は16点中12点でしたから、2点アップしたことになります。

 本文および選択肢の理解度は、1年前と比べると格段に向上していると感じました。

 端的に言うと、易しいと感じました。

 文中の分からない単語が少なくなっているのが原因だと思われます。

 まちがえた1問は、本文の理解は正しかったのですが、選択肢を読み間違えたことが原因でした。

 内容一致は、出来れば満点を取りたいところです。



 パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由
 


 次に向かったのは、7番の要約問題です。

 要約問題は、わたしが内容一致の次に好きな問題です。

 この問題は、1年前、croissance と décroissants という鍵となる単語の意味が分からず、かなり苦戦した記憶があります。

 はたして、こちらの文章は、先ほどの内容一致の問題のようにすんなりとは読めませんでした。

 原因は、語彙の難しさというよりは、構文上の難しさにありました。

 大学受験時の英文解釈ばりの、主語ー述語、修飾ー被修飾のつながりをじっくり検討する読み取りをしないと、文の構造および文意が取れないのです。

 また、構文上の難しさだけでなく、概念上の難しさもありました。

 先ほどの内容一致の文章のように、動物園を再生するという単純な話ではなく、西欧の消費社会に対する批判や、その批判の矛盾など、内容が抽象的になっているのです。

 所要時間は、20分ほどでした。

 点数は、要約の採点基準が分からないので、客観的な点数は出せませんが、1年前よりは、まともに書けたという手ごたえがあります。


 
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 次に解いたのは、5番の長文の空欄補充問題です。

 各地の学校で講演をしている詩人が書いた文章です。

 所要時間は8分で、得点は5点中2点でした。

 1年前は5点中3点でしたから、1点ダウンしたことになります。

 これは、惨敗でした。

 本文は比較的楽に読み取れるのですが、選択肢が難しく感じました。

 選択肢の単語そのものといより、熟語的表現に引っかかってしまうのです。

 この空欄補充の問題は、長文を読ませる形にはなっていますが、実際には、読解問題というよりも、知識問題としての性質が強いように感じました。

 知識問題は、知っているか知らないかで決まってしまうため、点が取りにくい上に、対策も立てにくいので、わたしは苦手意識を強く持っています。

 今回も、得点はあまり期待できないでしょう。



 たっぷり聞いてしっかり話せる!-自然なフランス語の上達法教え



 次に向かったのは、4番の動詞活用です。

 所要時間は14分で、得点は10点中4点でした。

 これは、1年前と変わらない得点でした。

 使用する動詞すら間違えたのが1問、使用する動詞は合っていたけれど、性数一致の es を付け忘れたのが1問、avaient été としなければならないところを ont été にしたのが1問と、惨憺たる内容。

 正解した2問は、去年も出来ていたものでした。

 つまり、成長していなかった、ということです。

 でも、ここは、精神衛生上、退化してなかった、と楽天的に捉えることにしておきましょう。

 動詞活用は、本来、得点源にしやすいし、また、得点源にしなければならない分野なので、試験までに、ケータイ暗記本位で少し復習しておこうと思います。



 絵で楽しむフランス語単語



 最後に向かったのは、1番の名詞化問題。

 所要時間は計り忘れましたが、おそらく5分かそこらだったと思います。

 得点は、10点中6点でした。

 1年前は、10点中2点でしたから、4点アップしました。

 出来なかった2問のうち、rigoureux はフランス語名詞化辞典で見た記憶がありましたが、orguilleux は載っていなかったと思っていたのですが、後で調べてみたら、ちゃんと載っていました。

 ショックです。

 わたしが出来た3問は、supprimer も arrêté も prudemment も、すべてフランス語名詞化辞典に載っていました。

 つまり、この年は、出題された5問とも、すべてフランス語名詞化辞典に収録されている単語だったということです。

 やはり、のこり1週間で攻略すべきは、ここだな、という感触を持ちました。

 せっかく数ヶ月にわたり、フランス語名詞化辞典の例文暗記をしてきたのですから、ここは、ひとつ満点を狙ってみたいところです。

 ふだんわたしがやっている「例文」暗記は、かなり時間がかかりますが、「見出し語」暗記だけなら、短時間でぽんぽん回せます。

 ただ、書く訓練までやるとなると、ある程度、まとまった時間が必要です。

 ここは、口頭でぽんぽん回す訓練と、書く訓練を組み合わせる方法が、効率的でしょう。



 パリ 2008年カレンダー



 さて、わたしの日曜の朝を使った、過去問演習は、以上で終了です。

 前置詞や多義語といった知識の問題は、はなから無理だとあきらめているので、やりませんでした。

 1点でも取れたら、ラッキーという感じです。

 作文や聞き取り書き取りも、省略です。

 今回の過去問演習にかかった時間は全体で、1時間30分ほどでした。

 さて、次は、以前購入してまだ手付かずの公式過去問集から、準1級の問題をいくつかピックアップして、力試しをしてみようと思います。

 ところで、2007年度版から、公式過去問集がかつての複数級にまたがる形式から、級ごとの形式に変わり、使いやすくなりましたね。

 わたしが持っているのは、2004年度版の古い過去問集なので、1級・準1級・2級で1冊になっています。

 それにしても、来週の今ごろは、試験会場の渋谷に向かう電車の中にいるのだなあ、と思うと、なんだか身が引き締まる思いがします。

 さあ、勉強、勉強。


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