フランス語の動詞活用を学習する上で、私がこれまでにしてきた工夫や、数々の失敗を通じて自分なりに会得したコツなどを、今後、何回かに分けて、少しずつ紹介していきたいと思います。
【 フランス語の動詞活用を覚えるこつ 】
その1 動詞活用だけに集中する
まず、1つめに紹介する工夫は、動詞活用は、他の文法事項と切り離して、一括して集中的に学習する、というものです。
これは、動詞活用の学習は、初期段階においては、教科書の構成上、どうしても内容が飛び飛びになってしまうので、そこから生じる混乱を、少しでも緩和するために、わたしが最初にとった工夫です。
もう少し具体的に説明すると、次のようになります。

暗記本位 仏検対応5・4・3級フランス語動詞活用表
わたしは、フランス語の動詞活用は、当初、「新リュミエール」一本で独学していました。
2004年2月のことです。
当時わたしは、avoir の活用も être の活用も、何も知らない、本当にまっさらな状態でした。
ですから、何の疑いもなく、「新リュミエール」の目次通り、avoir と être から始めて、aimer を覚え、finir、 rendre、そして、命令法、単純未来と、少しずつ動詞活用の知識を広げていきました。
慣れないうちは、規則動詞だけでも手一杯なのに、不規則動詞が出てきたり、さらには、単純未来やら、半過去やら、条件法やら、次々と、いかつい名前の新項目が登場してきて、ただでも頭の中が混乱していました。
そこへきて、いちばんわたしを混乱させたのが、動詞活用が、いろいろな課で、飛び飛びに扱われていることでした。
つまり、ひとつの動詞活用を学んだあと、次の動詞活用を学ぶまでの間に、動詞活用以外のさまざまな文法事項が、途中で挟まれていることが、気になってきたのです。

フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?
たとえば、ようやく、直接法現在を覚えたなと思っていると、次の単純未来に入る前に、比較級やら最上級やら関係代名詞やらを学ばなければなりません。
ようやく単純未来を覚えたなと思っていると、次の半過去に入るまでに、補語人称代名詞やら受動態やら中性代名詞を勉強しなければなりません。
そうこうするうち、前に覚えた動詞活用は、どんどんあやふやになっていきます。
このままでは、よろしくない。非常に、よろしくない。動詞活用を、どげんかせんといかん。

フランス語動詞活用ドリル
わたしは、「新リュミエール」でいちからフランス語の文法を独学するうちに、ついに、こと動詞活用に関しては、こうしてばらばらに学んでいるよりも、動詞活用だけを一括して、短期間で仕上げた方が絶対に効率的だ、と結論するにいたりました。
本来、体系的な知識の集積であるはずの動詞活用を、他の文法事項によって、途中でぶつぶつと分断させていると、せっかくの体系が把握しづらいと思ったのです。
こうして、わたしは、最初の工夫、すなわち、動詞活用は、他の文法事項と切り離し、動詞活用は動詞活用だけで集中的に取り組む、という戦略をとることにしたのです。
その具体的な実践方法は、次回に続きます。