「完全予想 仏検2級 -書きとり問題・聞きとり問題編
3級にも、「部分書き取り」の問題はありました。会話文の一部が空白になっていて、その部分を耳で聞いて、書き取るというものです。
「仏検3級の結果を分析する」でも書いたように、わたしは、書き取り試験を苦手としています。実際に、3級の「部分書き取り」では、1問しか正解せず、10点中2点しか取れませんでした。「聞き取り」の方は満点だったことを考えても、わたしがいかに「書き取り」を苦手としているかが、よく分かります。
でも、実は、それはフランス語に限ったことではありません。英語も、そして、日本語でさえも、読めるけれど書けない、という場面にしばしば遭遇します。
そういう具合なので、1週間くらい前に届いた「完全予想 仏検2級 -書きとり問題・聞きとり問題編
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(1)書き取り試験の内容
「完全予想 仏検2級 -書きとり問題・聞きとり問題編
2級の書き取りは、3級の部分書き取りと異なり、全文書き取りです。
6〜7行の短文が、はじめの2回はふつうの速さで、3回目はゆっくりとポーズをおいて、そして、4回目にもう一度、ふつうの速さで読まれます。
受験者は、一般的には、はじめの2回で大意をつかみ、3回目で実際に書き取り、4回目で確認する、ということになります。
3回目では、句読点などの記号もフランス語で読まれるので、point(句点)や virgule(読点)、point d'interrogation(?)や point d'exclamation(!)、さらには、ouvrez la parenthese (かっこを開く)といった言葉も覚える必要があります。
さて、こういった説明を読んで、げんなりしながら、添付CDをパソコンに落とし、リオに取り込んで、実際に聴いてみることにしました。
![]() | iPodで英語リスニング―聞けるようになれば話せるようになる! 石原 真弓 明日香出版社 2005-09 |
(2)読まれるスピード
まず、1回目、2回目、4回目で読まれる通常のスピードは、思ったより、ゆっくりでした。
「仏検 準1級・2級必須単語集
一方で、3回目に読まれるスピードは、書き取ることを前提にしているため、本当にゆっくりしたもので、随所にポーズも設けられています。
たしかに、これだけゆっくり読まれると、聞き取るにはやさしいスピードといえますが、しかし、はたして、実際に書く段階でも、同じように感じられるかは、はなはだ疑問です。おそらく、つづりをあれこれ思い悩む時間的な余裕はないように思われます。
![]() | Pimsleur Quick & Simple French: Euro Edition (Pimsleur Quick & Simple) Pimsleur Pimsleur Intl Inc 2002-10-01 |
(3)どの程度、聞き取れたか?
実際に、98年秋季の問題を、通常のスピードで再生してみました。
すると、かなりゆっくりしたスピードで読まれるため、一度目でも、ひとつの文がまるまる聞き取れることがあるなど、ふだん暗記している「必須単語集
しかし、3回くりかえしてみても、残念ながら、現在のわたしの実力では、語句や文レベルの聞き取りはまずまずできるのですが、なぜか、どうしても大意をつかむことができません。
その後、回数を気にせず、何度もくりかえし聞いた結果、個々のフレーズはかなり正確に聞き取れるようになるのですが、依然として、大意は、ぼんやりとしか分かりません。
ところで、実際の設問には、たとえば、「あるミュージシャンが自分のことを語っている文章」というように、あらかじめ簡単な要約が書かれています。
わたしは、そのことを知らずに、テキストをまるで見ないまま挑戦したため、後になってから、要約を読んでみると、まさにわたしがくりかえし聴いたすえに、かろうじて理解できた内容と同じレベルだったので、つまり、自分が要約程度の聞き取りしかできていなかったことを改めて思い知らされて、苦笑してしまいました。
まだ1問を試しただけですが、まったく歯が立たないというほどではないが、楽勝というほどでもない、数値化すると、60〜70%くらいが聞き取れるかどうか、といった感触です。
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(4)どの程度、書けるか?
まだ、実際に書くテストはしていません。
しかし、聞き取る段階で60〜70%のところへ、正確なつづりが要求されるのですから、おそらく、実際に試してみたら、目も当てられない結果となるでしょう。
しかも、動詞活用や、過去分詞・形容詞の性・数の一致といった、文法知識も総動員しないと、正確な書き取りはできません。
まさに、2級のディクテは、文法力まで含めたフランス語の総合的な能力が試さるテストであると痛感させられます。
![]() | French Daily Phrase & Cultural 2006 Calendar: A Whole Year Of Phrases, Clutural Tidbits & Trivia (Living Language) Andrews McMeel Publishing Andrews Mcmeel Pub (Cal) 2005-10-01 |
(5)仏検2級のディクテ対策
このように、いくら難しいからといっても、配点が14点もあるので、2級に合格するためには、書き取り試験を、まるで捨てるわけにはゆきません。
といっても、書き取りを大の苦手とするわたしの場合、1点でも取れればもうけもの、といったくらいの消極的な逃げの姿勢であるのが、情けないところです。
さて、ディクテ対策には、おもに3つの柱があると思います。
それは、書く前提としてまず聞き取れるようになること、つづりを正確に書けるようになること、正確に書くのに必要な文法知識を定着させること、の3点です。
![]() | パリを歩こう こぐれ ひでこ 光文社 2004-02 |
@ 聞きとり対策
これは、ディクテ以外の「聞き取り試験」にも共通する部分なので、最も重点を置かなければなりません。
といって、聴く量を増やす、という以外によい方法は思いつきませんので、まずは、リオから、NHKの英語ニュースやらケツメイシ
そのうえで、「書きとり問題・聞きとり問題編
そのため、ふだん続けている「仏検 準1級・2級必須単語集
また、今回、聞いた限りでも、数字がたくさん出てきたので、さっそく、きょうの図書館の帰りから、ナンバープレート特訓を再開しています。
![]() | 携帯音楽プレイヤーのためのMP3ファイルのつくりかた―音楽CDから簡単にリッピング&エンコード! 東京メディア研究会 工学社 2005-02 |
A 書きとり対策
焼け石に水の感もありますが、せめて「書きとり問題・聞きとり問題編
しかし、いちばんの対策は、筆記問題編
実は、「World Talk 耳で覚える フランス語
![]() | フランス女性は太らない ミレイユ・ジュリアーノ 羽田 詩津子 日本経済新聞社 2005-06-22 |
B 文法対策
文法の総ざらいをしている時間的な余裕はありませんので、疑問点が出てくるたびに、そのつど確認していくようにしています。
実際に、筆記問題編
掃除と同じで、一気にやろうとすると大変ですが、気がついたところをちょこちょこやれば、それだけでも、それなりの効果が期待できるようです。
なお、わたしが文法をゼロから学んだのは、解説が丁寧で練習問題も豊富な「新リュミエール」でしたが、このように、疑問点をさっと調べるときには、ひとつの事項が見開きで簡潔に整理されている「ケータイ<万能>フランス語文法」が、たいへん重宝します。
また、動詞活用をさっと調べたいときは、使い慣れた「暗記本位 仏検対応5・4・3級 フランス語動詞活用表」が、やはり便利です。
いずれ学習がもっと進めば、「Bescherelle
わたしは、図書館に行くとき、「筆記問題編
![]() | パリジェンヌの日記 エディシォンドゥパリ エディシォンドゥパリ 2004-04 |
C 究極のディクテ対策
最後に、ディクテが大の苦手なわたしの考える、究極のディクテ対策は、他でもない、ずばり、筆記問題の分野でしっかり点を取る、というものです。
な、情けない・・・。
1次の合格基準点を65点とすると、リスニング分野(32点満点)のうち、聞き取り(18点満点)で半分の10点取れたと仮定すると、ディクテ(14点満点)ではいくらも稼げないと思うので、そうなると、筆記(68点満点)で必要なのは、55点です。
そして、筆記(68点満点)で55点を取るためには、読解分野(44点満点)で、たとえ40点が取れたと仮定しても、残りの知識分野(24点満点)で、まだ15点も必要という計算になります。
2級の知識問題で、6割以上の正解を出すのは、いまのわたしの感覚では、読解問題で9割の正解を出すより、ずっと難しいことのように感じられます。
そう考えると、わたしにとって、究極のディクテ対策は、知識分野の暗記にあり、という結論になりそうです。
いずれにしても、仏検2級は、3級で語彙と部分書き取りの正答率がともに20%台だったわたしには、本当に厳しい試験です。
くじけそうな気持ちに負けずに、残り35日間、やれるところまでやってみよう! と前向きな気持ちで、翌朝、目覚められることを祈って、きょうのところは、失意のまま眠りにつくことにします。









ブログランキングからまいりました〜。
私はフランスが大好きでよく行っているのですが
やっぱり、フランス語はできたほうがいいよね〜って思っているところにこのブログが目に入りました。
もっとゆっくり読みたい!と思います。
リンクさせてもらってよろしいでしょうか?
ブログも拝見しましたよ。シャンゼリゼの写真が懐かしくて、思わず声をあげそうになりました。パリが本当にお好きなようで、peco さんのような方こそ、フランス語を始めたら、きっと上達がはやいのでしょうね。もちろん、リンクは大歓迎ですよ。ぜひ、また遊びに来てくださいね。お待ちしています。
ところで、わたしも、恥ずかしながら、エッフェル塔の置物、今も机の上に大事に飾っています。
彼は人間国宝にも選ばれてます。彼は日本語も当然はなせます。TVのインタビューではフランス語で話していました。ほとんど聞き取れませんでした。聞き取れたのは数字くらいでした。
その番組、わたしは見逃しましたが、新聞のテレビ欄を見て、気になってはいました。情熱大陸は、前にも、フランスで働く日本人シェフを扱っていませんでしたっけ。けっこう、おもしろいテーマをやるので、好きな番組のひとつです。
数字が聞き取れたそうですね。テレビでフランス語が流れると、わたしも、つい食い入るように見てしまいます。そして、少しでも聴き取れると、うれしいものですよね。
ジャック・ボリーさんは、日本語もしゃべれるとありましたが、わたしは、日本語が流暢に話せる外国人を見ると、どうやって勉強したんですか、と聞きたくてうずうずしてしまいます。
ブログ、いつも拝見させ頂いています。
わたしも30からフランス語を始め、もう10年以上がたちました。(時間だけは長いのですが、上達はなかなかです)
そして、moitieさんと同じように4,3級を同時に受験し、その後ブランク、そして2級を受験し、またブランクがあり、今回、来年春の受験を目指し勉強を再開しました。
まだ上の級を受験できる実力はないのですが(汗)
moitieさんのブログを拝見して刺激を受けた部分が大きいです。
お勉強の仕方もいろいろと工夫されていて、すごいですね。
わたしのような、ゆるゆるした勉強の仕方とは大違いでとても参考になります。
わたしも、日本語が流暢な外国人を見ると、勉強法を伺いたくなります。
ダバディさんとか・・・・。
30からフランス語を始められた方が、またいらして、感激しています。しかも、2級はすでにお持ちのようで、わたしも、勇気がわいてきました。miauleuse さんも独学だったのでしょうか?
ブログも少しだけ拝見しました。もう来年の春季にむけて「傾向と対策」を始められているご様子ですね。準1級からは、あまりよい参考書がなくてお困りではないですか?また、そちらにも、ゆっくりうかがいます。こちらにも、お暇な折にでも、またぜひ遊びにいらして下さいね。お待ちしております。
ダバディさん、韓国語も堪能なんですよね。わたしの気になる外国人の一人です。
私もディクテが苦手です。が筆記の本番は長文は満点ですが穴埋め、選択は全くできず、ディクテで救われました。完全予想筆記編を1日8時間ずつ10回は回してまちがいノートまで作ってもこの結果です。過去問は2度とでないし、予想編に載っている表現でも問われかたがちがっていてできませんでした。頑張ってくださいね。英語の習得の方も読みたいです。
せっかくいろいろ貴重な情報を下さったのに、返信がすっかり遅れてしまいました。
「完全予想」を実際にお使いになったうえでの、「完全予想のディクテは実際の仏文よりかなり難しめです」というコメントは、かなり勇気づけられました。
それにしても、1日8時間で筆記編を10回まわした、というのには、非常に刺激を受けました。
わたしの学習時間は、ゆいさんのことばで、実際にちょっと増えましたから。
そして、長文で満点をお取りになったゆいさんでも、知識分野でそれだけ苦戦されたのを知って、「読解はなんとかなりそうだけれど、知識は厳しいよ〜」と嘆いているわたしは、やはり知識分野は大変なんだな、と再認識しました。
ゆいさんは、過去問をかなり利用されたご様子ですが、わたしも、実際の試験のレベルを知りたいので、「完全予想」がもう少し進んだら、過去問を購入して、一度、通しで解いてみたいと考えています。
もしよろしければ、また体験談をお寄せいただけれると、たいへんうれしいです。
なお、英語のブログも、仏検が終わったら、新たに立ち上げるつもりでいますので、もしよろしかったら、そちらにもおいでくださいね。