わたしは、かねてから、自分がフランス語検定試験の聞きとり問題で点数が取れないのは、音声が聞き分けられないことが原因ではない、と思っていました。
音声の聞き分けとは、たとえば、次のようなフランス語を聞き分けることです。
deux, d'où, doux
quand, qu'en, qu'on
enfin, enfant, à fond, afin
il rit, il lit, le lit, le riz
これらは、いずれもフランス語「拡聴力」の基礎編に出てくる問題です。
仏検の聞き取り問題では点が取れないわたしでも、不思議なことに、この手の聞き分け問題なら、ほぼ満点に近い正解率なのです。

フランス語の綴りの読みかた―正しい発音の出発点
ところで、独学にもかかわらず、わたしが、このような聞き分けがちゃんと出来るようになったのは、ひとえに、「やさしいフランス語の発音」で、発音を基礎から学んだおかげです。
パリ旅行前に、「やさしいフランス語の発音」という発音に特化した参考書を使って、発音の基礎を時間をかけて学ぶことができたこと。
さらに、同時期に、「聴くだけのラピッド暗記単語帳」というCD教材で、発音とつづり字の関係を定着させることができたこと。
この2つが、3年後、フランス語「拡聴力」で、聞き分け問題を解く際に役立つとは、当時は、夢にも思っていませんでした。

耳から口へのフランス語
さて、フランス語「拡聴力」を解き終えた今、自分がフランス語検定試験の聞きとり問題で点数が取れないのは、音声が聞き分けられないことが原因ではない、という以前から抱いていた思いは、より強まることとなりました。
現に、フランス語検定試験の聞き取り問題も、3級までは、とくに苦手意識を持つようなことはなかったのです。
ところが、2級や準1級を受ける段になって、初めて、聞き取り問題で点数が取れなくなるという事態に直面することになったのです。
では、なぜ、わたしは、個々の音声は聞き分けられるのに、ひとかたまりになったフランス語の文章は、聞き取ることが出来ないのでしょうか。
なぜフランス語の聞き取りが出来ないのか(2)
パリ旅行前に学習したフランス語